先日、百貨店で得意先を訪問するにあたっての手土産を買いにいきました。
正直、これといって決めているものはなくて、いろいろ見て回って、良さそうなものを選ぼうとしていました。
で、購入したのが、とあるブランドの洋菓子なのですが、
なぜそれを購入したと思いますか?
そこには、こんな心理的なトリックがあるんです。
お客様に商品やサービスを購入してもらう決定的な方法とは
試食をしたから。
そうなんです、何となく商品を見ていて、試食をすすめられて、ついついいただいた時、
こんなことを感じました。
「そこそこ美味しいし、試食しておいて断るのも何だか悪いし、おばちゃんも人良さそうな人だから、これにしておこう」
セールスで大切なことがここに隠されています。
気がつきましたか?
「何かをしてもらったら、お返しをしないといけないと感じる」
このケースでは、試食をいただいたので、お返しをしないといけないという気持ちが働いたということです。
これは試食のケースですが、あなたもこんな経験ありませんか?
友達からお土産をもらったので、自分が旅行に行ったときに、お土産を渡したとか、
同僚に晩飯を奢ってもらったので、次回は自分が奢ってあげたとか、
友人の家に招待されたので、今度は自分の家に招待したとかね。
これらも一緒の話で、何かしてもらったら、お返しをしなくてはという心理が働く訳なんです。
これを、返報性の原理と呼びます。
でですね、これをビジネスに活かしていけばいいんです。
つまり、まずはあなたが、何かを周りの人にやってあげるんです。
例えば、知人に、お客さんになりそうな人を紹介してあげるなど。
そしたら、今度はあなたがお返しを受ける可能性がすごく高くなります。
この例でいけば、今度はあなたがお客さんを紹介してもらえるみたいなね。
なので、やることは簡単です。
「あなたが、誰かに何かをしてあげる」
ギブ & テイクのギブをやるだけです。
すると、あなたのビジネスにいい話がきっと舞い込んでくることでしょう。
ただし、必ずしもそうではないケースもあることだけは、予めご理解くださいね。
もらうだけもらっておいて、返さない人も世の中にはたくさんいます。
でも、そんな人のビジネスはうまくいかないので、お付き合いしない方がいいですね。