よく、こんな広告見ませんか?
「アンケートに答えてくれたら、もれなく1,000円分のQUOカードをプレゼント」
みたいな。
アンケートに答えるだけで、もらえるなら、全然書きます!!
って人が多いんです。
僕もついついアンケートに答えてしまう派です。
でも、これにはお気づきの通りに、アンケートには連絡先を記載することになっていて、
後から、電話がかかってきて、セールスが始まるんですよね。
そこに抵抗感がなければ、アンケートに答えるとお得ですね。
これは、消費者目線の考え方ですが、
じゃあ、主催者側の立場からすると、どんなことを考えているのでしょうか?
そこでは、こんな計算が行われているんです。
まず、アンケートに答えてくれる人にアプローチをかけます。
できるだけ多くの人にアンケートに答えて欲しいので、
イベント会場など、人が集まるところで開催するのがいいですね。
しかも、できるだけ自社の商品やサービスに、興味をもってくれそうな人が集まる場所がいいですね。
ここでは、答えてくれる人が多ければ多いほどいいんです。
続いて、アンケートに答えてくれた人のうち、自社の商品やサービスに興味をもってもらえそうな人をピックアップします。
選び方としては、
- 興味ありの項目にチェックしてくれた人
- 年齢
- 職業や勤め先
- 家族構成
など。
そして、アプローチ(電話など)をかけます。
ここで、ポイントになるのが、興味をもってくれて、その後に話聞いてくれる人の割合です。
この割合が最も大切なんですよね。
販売する商品やサービスにもよりますが、例えば高額な商品であれば、10%とかね。
更に、そこから個別に話を進めていくんです。
で、最後に何人の人に商品やサービスを買ってもらえたかということになります。
これを具体的な数値でみてみるとわかりやすいので、ちょっと考えてみてください。
先ほどの例で、
1,000人の人にアンケートに答えてもらえたとしたら、1,000円×1,000人で、100万円のコストがかかっているんですよね。
で、1,000人のうち、10%の100人が話に興味をもってくれて、
その100人のうち、10人が商品やサービスを購入してくれたとします。
実に1%(10人÷1,000人)の制約率です。
少ないと思いますか?
商品によってはこれで十分なんです。
なぜなら、その高額な商品価格が1つ100万円で粗利額が30万円でだったとします。
利益額の合計で300万円(30万円×10人)になるので、QUOカード代100万円を差し引いても200万円の儲けです。
わずか1%の人だけが買ってくれたとしても、販売するものによっては儲かるんです。
ここでは簡単な例をお見せしましたが、おそらく現実的には、粗利額が数百万円くらいの商品でこうしたことが行われています。
住宅販売なんか、まさにこんな計算をしているんですよね。
あなたのビジネスにどれだけ当てはまるかわかりませんが、
無料プレゼントのコストを抑えて、集客することで、売上アップを図れる可能性はありますよね。
是非、あなたのビジネスに活かせるか、考えてみてください。
今回はマーケティングの仕組みの話でしたが、他にもいろいろブログ記事で情報提供していますので、
是非、面白そうな記事を探してみてくださいね。
ヒントが見つかるかもしれませんよ。