あなたは交流会などに参加した時、どうやって集客につなげようとしていますか?
「積極的に自社商品の良さをアピールする」とか
「セミナー開催を積極的に宣伝する」とか。
こんなことしていませんか?
もし、そうだとしたら、おそらく集客がなかなかうまくできていないんじゃないでしょうか?
なぜなら、
人は初対面の人に売り込まれることが嫌いだからです。
ちょっと考えてみてください。
あなたが家にいる時、突然、玄関のチャイムがなって、インターフォンに出てみると、
新聞購読のお願いだったとします。
特に、新聞購読をしようかなと思っていなかったとしたら、おそらく、「今は結構です」って感じで断るんじゃないですか?
新聞ですらそんな扱いがされます。
あなたの商品は新聞以上に知名度があり、初対面の人でも安心して、欲しいと思ってもらえる商品になっているでしょうか?
おそらく、答えは「ノー」なのでは?
だったら、交流会では自社商品は売れないの?
いえいえ、そんなことはありません。
方法さえ間違わなければ、チャンスはあるんです。
その方法とは、
???
「話を聴くんですか?うまく喋るんじゃないの?」
って思われたかもしれません。
正確に言えば、まずはとことん相手の話を聴くということです。
具体的には、名刺交換をすると、真っ先に、相手の事業の内容の話を聞きます。
質問を、何度も何度も繰り返して、興味深く相手の話を聴くんです。
もちろん、相槌も打ちながら、傾聴の姿勢です。
相手にいい気分で話をしてもらえるよう、とことん聴きます。
ひとしきり聴き終えた段階で、おそらくこう言われるはずです。
「ところで、あなたはどんな事業をされているんですか?」
でも、ここでも少しだけしか話をしないようにします。
「私は、××を販売していたりします」程度で十分です。
すると、こちらから積極的に喋らなかったとしても、どんどん質問をして話を聴いてくれる可能性があります。
なぜなら、人は売り込まれるような錯覚で人の話を聴くのは苦痛だけど、自分から話を聴きにいくのは苦痛ではないんですよね。
しかも、自分の話だけ聴いてもらっておいて、こちらがあまり聴かないと悪いと思ってしまうんですよね。
で、ひとしきりあなたの説明が終われば、そこで判断です。
相手が相当、興味を持っている感じであれば、少しセールスの話をしてもいいでしょう。
「実は再来週の日曜日にセミナーするんですが、よかったら参加されますか?これもご縁なので、今回は他の参加者よりも少し安い値段にしておきますよ。内緒ですからね。」
みたいなね。
一方で、今はそれほど興味がなさそうであれば、こういいましょう。
「今日はありがとうございました。また、あなたの事業のこと聴かせてくださいね。おもしろかったです。」
つまり、いい印象を残して、関係を維持しておきましょう。
その方が何かのきっかけで興味を持たれたり、友人に紹介してくださるケースもありえますからね。
なので、交流会などでの集客のポイントは、
「まずは相手の話を徹底的に聴く」
「自分の商品をアピールしすぎない」
「いい印象を残して、別れる」
です。
私もそうですが、交流会で会ったいい印象の方は、今でも鮮明に覚えていますし、何かあればお客さんを紹介してあげたいなと思えます。
皆さんは、そんな経験ないですか?