部下が相談したいことがあるということで、上司であるあなたのデスクのところに来ました。
ただし、あなたは期日の迫られているレポートの作成があり、バタバタしている状況です。
とはいえ、上司として部下の相談対応はすべきであると思っているので、こういいました。
「ちょっと忙しいけど、パソコン打ちながら聞くので、話してみて」
部下は、少し話始めましたが、途中で「お忙しそうなので、また今度にします」と言って、席を離れていきました。
あなたは、忙しかったこともあり、あまり部下のことを気にせずに、仕事を続けてしまいました。
これって、大丈夫ですか?
相談内容を話し始めたけど、途中でやめてしまった部下は、どんな想いだったかわかりますか?
おそらくこうです。
「この上司、私のことなんて、気にしてくれない人なんだ。もういいや。」
違いますか?
上司であるあなたは、忙しいということを理由に、部下に向き合うことができていませんよね。
仮に、部下が全て話してくれたとしても、表面的な対応しかとれないことでしょうか。
なぜなら、”聴けていないから”
じゃあ、どうすべきだったのでしょうか。
1つはこれです。
「ごめん、ちょっと今、手が離せないから、あと30分したら声かけるし、その時にきっちり話聴くけど、それで大丈夫?」
もしくは、
「いいよ、話してみて」といって、パソコンの手を止める。
このどちらかでしょう。
これが毎回できれば、部下はあなたのことを信頼してくれるようになります。
逆に、ほとんどできていなければ、あなたは非があると思っていなかったとしても、
部下からの信頼はなくなってしまうことでしょう。
気をつけたいものですね。