今回は子供と親との関係のお話。
外出していると、よくこんな親子の様子を見かけます。
「さっさと車に乗りない!!」とか、
「こぼさず食べなさい!」とかね。
子供はむすっとした顔をしていたり、すねた顔をしていたり、
中には、泣いていたりする子供もいます。
もちろん、グズグズして思っているように動いてくれない、
ちゃんとしてくれない子供に対して、
イライラしてしまう親の気持ちはよく分かります。
でも、親がこんな風に注意を繰り返したとしても、
果たして子供はきちんとした子に育ってくれるのでしょうかね?
ここでは、親と小さな子供とのコミュニケーションのあり方を見ていきたいと思います。
子供とのコミュニケーション
そもそも、子供のしつけは大切なことです。
人に挨拶すること、
何かしてもらったらお礼を言うこと、
悪いことをしたら謝ること、
などなど
できていなかったら、できるようにするのは親の責任だと思います。
じゃあ、どうやったらそうなってくれるでしょうか?
例えば、子供がわざとじゃないにしても、お友達のおもちゃを壊してしまったとします。
こんな場合、親としては、
「もー、何してんの!!お友達のおもちゃ、乱暴に扱ったらあかんやんか!早く、○○ちゃんに謝りない!!」
って、強い口調で言ってしまうことってありますよね。
でも、子供の立場に立って考えてみるとどうでしょうか?
おそらく、
「○○ちゃんに悪いことをしてしまったなー。どうしよう。。。おこられるかなー。。。」
って反省と不安な気持ちになっているのではないでしょうか?
そんな気持ちの時、親からしつこく強い口調で注意されてしまうと、どうでしょう?
ますます落ち込んでしまうかれませんよね。
子供であっても、悪いことをした時、反省の気持ちはあります。
もしかしたら、口にはなかなか出せない子供もいるかもしれませんが、思っている、感じている子供がほとんどでしょう。
そんな状態の子供に対して、親としてやるべきことはどんなことでしょうか?
それは、
その反省と謝りの気持ちをしっかりと言葉や行動に出させることのように思います。
なので、このようなケースでは、こんなこと、言ってあげてはどうでしょうか。
「あー、壊れてしまったんだ。こんな時、どうしたらいいか、あなたならわかるよね。」
そうなんです。
子供の気持ちを理解してあげて、行動を促してあげるのが、親の役割。
悪気があってわざと人のものを壊すことなんて、まずないでしょう。
なので、壊したことを責めたとしても、ものを壊すことが二度と起こらないかといえば、そんなことはないはずです。
これというのは、
親であるあなたが仕事で同じようなミスを繰り返してしまうのと同じように、
「ミスするな!!」って言われても、またやってしまいますよね。
わざとじゃないんですけどね。
それと同じです。
今回は子供とのコミュニケーションですが、これは、子供に限ったことではありません。
大人の世界でも同じです。
あなたもありませんか?
気持ちの面では、反省していたり、自分が悪いと思っているところに、
「何してんの!!」って怒られて、反省を通り越して、嫌な気分になった経験。
人に注意するとき、その目的をしっかりと考えて、
感情的になりすぎずに、声をかけてあげてくださいね。
それだけで、あなたの周りの人間関係も改善するかもしれません。