上司の立場であるあなたは、気がついていますか?
部下もあなたと同じように、場合によってはあなた以上に、会社でやりたいと思っていることがあることを。
ここでのやりたいと思っていることとは、
例えば、
「新たなおもしろいサービスを考案する」
「無駄な作業を減らして、業務の効率化を図る」
「積極的に外部研修に参加できるルールを作る」
などなど。
で、あなたはそれを部下に話してもらうチャンスを与えていますか?
もしくは、部下から積極的に発言しやすいような環境を整えてますか?
もし、できていなかったとしたら、あなたは上司としてちょっと残念です。
なぜなら、これも上司の重要な役割だからです。
じゃあ、なぜ、あなたは、そうしたチャンスを与えたり、環境を整えたりしないのでしょうか?
ちょっと考えて見てください。
こんなこと思っていませんか?
- 部下のそうした話を聞くのが面倒
- その案が採用されて、実行することになると仕事が増えそう
- 部下にそんな提案できる能力があるとは到底思えない
いろいろあるでしょうね。言い訳が。
でも、一方でいろいろやりたいことがある部下は、どんな気持ちでいるでしょうか?
「上司はいつも相談しにくい雰囲気があって、とっつきにくいなー」
「話を聴いてくれない上司は早く変わってくれないかなー」
「もっと自由に活動できたら、毎日がすごく充実するだろうなー」
なんてね。
そんな想いの部下をほっておいてしまうと、
あなたは上司として信頼してもらえなくなる可能性があります。
ほんとうに。
じゃあ、どうすべきでしょうか。
部下のモチベーションを上げるためにすべきこと
あなたなら、もうわかりますよね。
部下のことを気にかけてあげて、何でも話を持ちかけてもらいやすい雰囲気を出すんです。
もしくは、数ヶ月に1度くらいのタイミングで、そうした話を聴く機会を提供するんです。
これって、部下の意見を採用するか、却下するか、そこの問題じゃないんですよね。
話を聴くということなんです。
あなたに対して、もし、「話を聴いてもらえない人」ってレッテルが貼られて瞬間、
おそらく、あなたにはこうした相談は持ちかけられないでしょう。
話しても無駄と思われますからね。
部下の話にとことこ付き合ってあげて、それを実現させるためのサポートをしてあげるんです。
そこまでして、うまくいかなかったり、実現しなかったとしても、
部下は、悔しさもあると思いますが、またチャレンジしようとするでしょう。
そして、あなたには感謝すると思います。
こうした機会を与えてくれたことに。
私自身もこうしたチャンスをあたえてもらえたことは、今でも非常に感謝しています。
そんな関係になりたくないですか?
部下のモチベーションが高めることができると、たくさんいいことがあります。
例えば、
- 仕事に積極的に取り組む
- その状況を見て、周りの社員も刺激を受ける
- その結果、チームや部署の業績があがる
- さらに、会社の業績がアップする
- その結果、あなたの鼻も高くなる(笑)
これは、今日からでもできることです。
これだけで、部下が意欲的に働くようになって、会社の業績も向上するのであれば、やらない理由が見つかりませんよね。