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部下への指導を上手くやる3つのポイント

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社内でこんな光景をよく見かけます。

上司が部下を一方的に叱りつけて、部下が何かその理由を説明しようとすると、

「言い訳はもういい」と切り捨てたりしています。

で、部下は不貞腐れてしまい、その後、同僚に愚痴をこぼしています。

「××さんにはもうついていけないわ。自分のことは棚に上げて、

こっちの事情をちゃんと理解していないのに、一方的に問い詰めてくるんだから。

もう、上手くやってける自信ないわ」

こんな関係で、いい仕事ができるとは、到底思えませんね。

そのうち、部下は上司と会話をしなくなり、何かの折には部署異動の希望を出すか、

ひどいケースでは、退職なんてのもあるかと思います。

これはまずいです。この関係は、早く改善すべきです。

どうすればよいでしょう。

例えば、こんな風に解決してみてはどうでしょうか。

まずはこれ。

上司は部下との接し方の態度を改める

このケースでは、部下の言い分を最後まできちんと聴いてあげましょう。

それがないと、上司の勘違いもありえる訳です。

また、仮に上司が部下と同じ状況にあったとしたら、部下と同じようなことをしていたかもしれません。

特に人を指導する場合には、推測で話をしてはダメです。

事実関係、当事者の判断の理由(ここでは、部下がそうした理由)などを、しっかりと理解した上で、

必要に応じて、指導することが大切です。

頭ごなしの指導(怒りをぶつける)は絶対に辞めてください。

部下も話を聴いてもらえるだけで、全然、指導を受け入れる気持ちも変わりますからね。

それから、こんな風にもできるかと思います。

部下にどうすればよかったかを考えさせて言わせる

ついつい、上司は部下に対して、自分が正しいと思う方法の指示を出し、無理やりでもやらせようとします。

ただし、部下がその指示に納得できていなかったらどうでしょか?

部下は「わかりました」とはいうものの、その後の行動にはおそらく身が入らないでしょう。

でも、部下に考えさせて、行動を促してやると、部下は自分の意思で行動する訳ですから、

おそらく責任もって対応することでしょう。

この場合のパフォーマンスもきっと高いと思います。

そして、これです。

部下がやった作業内容に感謝する

「対応してくれて助かったわ」

この一言でだけでいいです。

これだけで、部下は救われます。

さりげない一言でいいんです。

部下は上司の一言一言をしっかりと聴いていますから。

部下は上司に自分のことを認めてもらいたいと思っているので、

是非、この感謝の一言を伝えてください。


この3点があるだけで、一気に社内の雰囲気は変わります。

是非、実践してみてください。

-コーチング

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