先日、こんな失敗をしてしまいました。
私が部下に依頼した仕事があったのですが、その出来栄えを褒めることは全くせず、指摘だけしちゃいました。
その結果、どうなったかというと。
「自信がなくなりました。力不足で申し訳ありません。ありがとうございました。」
ということで、わたしのチームから去ろうとしていました。
これ、私の完全な失敗です。
この理由、わかりますか?
部下との人間関係で失敗してしまうきっかけとは
これなんです。
実は、内容的には90点で合格点です。
でも、そんなことを一切伝えることなく、
「××のところ、修正してもらえますか?」とだけ伝えてしまいました。
ちょっと想像してみてください。相手の立場にたって。
おそらく、相手の方は、「全然だめだ。役に立ってもないし、かえって迷惑になってるだけだ?」って、感じたんじゃないかと思います。
合格点だったにも、関わらずですよ。
これって、部下も自分も、両者とも損しているんですよね。
部下は、自分の実力を発揮できるチャンスがあるにもかかわらず、それを逃してしまっていることになるし、
私は、「この人にお願いしたい」って、いい部下がそばにいるのに、
仕事を依頼することができなくなってしまっているんです。
お互いにとって不幸な状況なんです。
本当に単純な話です。
ただ、相手を認めて、いいところを伝えすることをしなかった、ただそれだけなのに。
例えば、こんな反応をしていたら、どうだったでしょうか?
「全体的にオッケーです。あと細かいところだけど、××のところ修正してもらっても大丈夫かな?」
とか、
「ほぼ、完璧ですね。助かります。あと、あえていえば、××のところなんだけど、ここを更新してもらう時間はあるかな?」
これだと、
まーまず、断られることはないでしょうし、部下はこれから先、モチベーション高く対応してくれることでしょう。
相手を認めること、単純だけど、大切なこと。でも、結構、できていないこと。
あなたは、大丈夫ですか?