株式会社ビジネスコンストラクション Business Constraction

京都市で公認会計士による対人相談なら株式会社ビジネスコンストラクション

コーチング

部下への指導を上手くやる3つのポイント

投稿日:

社内でこんな光景をよく見かけます。

上司が部下を一方的に叱りつけて、部下が何かその理由を説明しようとすると、

「言い訳はもういい」と切り捨てたりしています。

で、部下は不貞腐れてしまい、その後、同僚に愚痴をこぼしています。

「××さんにはもうついていけないわ。自分のことは棚に上げて、

こっちの事情をちゃんと理解していないのに、一方的に問い詰めてくるんだから。

もう、上手くやってける自信ないわ」

こんな関係で、いい仕事ができるとは、到底思えませんね。

そのうち、部下は上司と会話をしなくなり、何かの折には部署異動の希望を出すか、

ひどいケースでは、退職なんてのもあるかと思います。

これはまずいです。この関係は、早く改善すべきです。

どうすればよいでしょう。

例えば、こんな風に解決してみてはどうでしょうか。

まずはこれ。

上司は部下との接し方の態度を改める

このケースでは、部下の言い分を最後まできちんと聴いてあげましょう。

それがないと、上司の勘違いもありえる訳です。

また、仮に上司が部下と同じ状況にあったとしたら、部下と同じようなことをしていたかもしれません。

特に人を指導する場合には、推測で話をしてはダメです。

事実関係、当事者の判断の理由(ここでは、部下がそうした理由)などを、しっかりと理解した上で、

必要に応じて、指導することが大切です。

頭ごなしの指導(怒りをぶつける)は絶対に辞めてください。

部下も話を聴いてもらえるだけで、全然、指導を受け入れる気持ちも変わりますからね。

それから、こんな風にもできるかと思います。

部下にどうすればよかったかを考えさせて言わせる

ついつい、上司は部下に対して、自分が正しいと思う方法の指示を出し、無理やりでもやらせようとします。

ただし、部下がその指示に納得できていなかったらどうでしょか?

部下は「わかりました」とはいうものの、その後の行動にはおそらく身が入らないでしょう。

でも、部下に考えさせて、行動を促してやると、部下は自分の意思で行動する訳ですから、

おそらく責任もって対応することでしょう。

この場合のパフォーマンスもきっと高いと思います。

そして、これです。

部下がやった作業内容に感謝する

「対応してくれて助かったわ」

この一言でだけでいいです。

これだけで、部下は救われます。

さりげない一言でいいんです。

部下は上司の一言一言をしっかりと聴いていますから。

部下は上司に自分のことを認めてもらいたいと思っているので、

是非、この感謝の一言を伝えてください。


この3点があるだけで、一気に社内の雰囲気は変わります。

是非、実践してみてください。

-コーチング

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

その議論の方向性、合ってますか?

社内の議論の中で、よく、目の前のことに焦点が当たりすぎていて、本来の目的を見失っていることってありませんか? 例えば、こんなケース 社員A:「この提案書、もっとボリュームを増やして、価値があるように見 …

部下が何を考えて仕事しているかわからないことの危険性

あなたは、 「部下が毎日、何を考えて仕事しているのかわからない」 ってこと、感じたことありますか? もし、そうであれば、危険信号が点滅しています。 なぜなら、 あなたは部下から、信頼されていない可能性 …

あなたの会社の離職率を改善するためのヒント

あなたの会社では、離職率は問題になっていませんか? 今の時代、新入社員の3割が入社から三年以内に退職するみたいですね。 この割合の多さに、衝撃を受けてしまいます。 とはいえ、新入社員に限らず、転職する …

感情に左右されずに人間関係を維持するための心得

人って感情的な生き物ですよね。 嬉しいと感じたり、 悲しいと感じたり、 幸せと感じたり、 もしくは、ムカっと感じたり。 日々、たくさんの感情を持つことになります。 感情に支配されて生きているんですね。 …

深い会話のまえにすべきこととは

人は信頼できる人にだけ、本音で自分の想いを話すことができます。 逆に言えば、信頼関係のない人とは、表面的なことや、事実関係などしか話すことができません。 コーチングは、信頼関係が前提に成り立っています …