株式会社ビジネスコンストラクション Business Constraction

京都市で公認会計士による対人相談なら株式会社ビジネスコンストラクション

コーチング

クライアントの立場に立って、同情しましょう

投稿日:2017年1月7日 更新日:

クライアントから、クレームのメールが届いたときのこと。

文面からして、相当、怒っている様子です。

ただ、こちらに非があるとは思えないので、反論しようかと思いました。

でも、やっぱりそんな対応はやめました。

おそらく、無駄なやりとりが続くだけで、関係が悪化するだけであることが、容易に想像できたからです。

なので、こんな感じのメールを返しました。

「この度は誤解を与えてしまい、大変申し訳ありませんでした。以後、このようなことがないよう、十分に気をつけますので、引き続きよろしくお願いいたします。」

文面からすると、こちらに非があることを認めている感じですよね。

で、クライアントの反応はというと、

「こちらこそ、言い過ぎまして、申し訳ありませんでした。引き続きよろしくお願いいたします。」

こんな感じで、一回のメールのやり取りで終息させてることができました。

もちろん、その後にお会いしたときも謝っておきましたが、その時はもはや和やかな感じです。

ほんと、よかったです。

もし、ちょっと反発するようなメールを送り返そうものなら、長々と続いていた可能性がありますよね。

で、ここで伝えたいのは、私がトラブルを上手く解決したという話ではなくて、

相手の気持ちに立って対応したということです。

この場合、相手は、私に対して怒っていて、拳を振り上げてしまっていて、そして、非を認めてもほしいと思っているんですよね。

勘違いしてほしくないのは、私との関係をこじらせたい訳ではなく、

報酬を返金してほしい訳でもなく、

もちろん、私を殴りたい訳でもないんです。

ただ、謝って欲しいだけ。

クライアントの気持ちに立って考えると、おそらくそうかなと思いました。

相手の立場に立って、相手の気持ちを想像して、適切な対応をとること。

コーチングでも、相手の気持ちに立って考えてもらったりします。

それで、結構、物事をうまく進めることができるんですよね。

いつでも使えるので、是非やってみてください!!

ちなみに、アメリカのような訴訟社会でもないので、非を認めてもそんなに大ごとにはならない日本は平和でよかったです。

-コーチング

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

人間関係を構築する部下との面談のやり方

あなたは、年に1回から2回くらい、部下との面談をされているのではないでしょうか? 目標設定、人事評価の通知、人事的な連絡、相談対応などなど、 たくさんの面談の機会があるかもしれません。 そんな面談の場 …

誰でもできる、部下への動機づけ

上司の立場であるあなたは、気がついていますか? 部下もあなたと同じように、場合によってはあなた以上に、会社でやりたいと思っていることがあることを。 ここでのやりたいと思っていることとは、 例えば、 「 …

あなたの会社の離職率を改善するためのヒント

あなたの会社では、離職率は問題になっていませんか? 今の時代、新入社員の3割が入社から三年以内に退職するみたいですね。 この割合の多さに、衝撃を受けてしまいます。 とはいえ、新入社員に限らず、転職する …

部下に仕事を依頼するために気をつけるべきこと

上司と部下との会話において、こんな光景みたことありませんか? 上司が、新しい仕事を受注しました。少し難易度の高い仕事ですが、 せっかくなので部下に経験させて成長してもらいたいと思い、 「○○さん、ちょ …

部下の有給休暇の申請の取り扱いのポイント

ビジネスパーソンにとって、休日というのは、どうしても待ち遠しいものですよね。 普段、一生懸命、働いているので、息抜きは必要なものです。 仕事の効率化を考えると、メリハリをつけることは大切。 以前にプロ …