人は失敗する生き物です。そのため、指導することも多いと思います。
でもその度に、人間関係に少しずつヒビが入りそうだなと感じたことはありませんか?
人間関係を壊すことなく、人の失敗を指導し、反省させて、改善させる方法があれば、実行すべきですよね?
そのコツをお伝えしたいと思います。
人間関係を維持したまま、失敗を反省させるコツ
意外に、人間関係を壊すことって、身の回りにたくさんあるんですよ。
例えば、こんなケース
新入社員が入社式に、電車のトラブルがあり、遅刻してきたとします。
「入社早々、何してんねん。学生気分が抜けてないんじゃないか!!」とか、
「気合が入ってないんじゃないのか!!」って言われたりしていませんか。
確かに、そう言いたい気持ちもわかります。初日からの遅刻ってよくないですよね。
でも、言われた本人の気持ちからするとどうでしょう。
既に相当落ち込んでいる上に、更に追い打ちをかけられる感じじゃないでしょうか。
この後、その新入社員はどんな気持ちで働くことになるでしょう。
すごく後ろめたい気持ちになってしまうと思います。
でも、上司であるあなたは、その新入社員の人に対して、
「反省して、二度と遅刻することがないようにしてほしい」と思ったとしても、
「今後も後ろめたい気持ちで働いてほしい」なんて思ってないですよね。
むしろ、「この反省を取り返すべく、人一倍頑張ってほしい」と思うんじゃないでしょうか。
でも、その新入社員は、活き活きと働きにくかったりしますよね。
なので、その新入社員には、こんな声掛けをしてみてはどうでしょうか。
「電車の影響で遅刻してしまったんだね。予想外のことだし、君も気が抜けていて遅刻したのではないと思っている。では、どうすべきだったか、しっかりと考えてみてほしい。そしてそれを今後は実行してほしい。」
おそらく、その新入社員は、迷惑をかけてしまったと反省し、どうすべきであったかを体に染みつくぐらいしっかりと考え、二度と遅刻しないような行動をとる可能性が高いです。
よく考えてみてください。この状態があなたが望んでいた新入社員の姿ではないでしょうか。
「二度と遅刻するなよ!!」も響きますが、
「しっかりと考えてみて、実行してほしい」の方が、効果があると思いませんか?
言い方ひとつで、変わってくるんです。
あなたも、こんな過ちを犯していないか、一度、考えてみられてはどうでしょうか。