株式会社ビジネスコンストラクション Business Constraction

京都市で公認会計士による対人相談なら株式会社ビジネスコンストラクション

コーチング

部下への指導のポイント

投稿日:

仕事柄、お客さんの作成された資料をチェックし、コメントすることが多いです。

そのコメントの仕方って、難しいんですよ。

例えば、記載している内容がいまいちだったとします。

そのコメントとして、

「ここに、自社の強みを書くほうがよくないですか?」とか、

「ここに、自社の強みを書かないんですか?」とか、

「ここに、自社の強みを書いた方がいいと思います」など、

いろいろ表現はありますよね。

でも、これらの表現は受け止め方によっては相手を否定していることになるので、よくないと思っています。

あなたなら、何とコメントしますか?

私は、こんな表現をします。

「他には、ここに、自社の強みを書くという方法もありますね」

この表現は、相手の記載を否定していません。

ただ、別の記載を提案しているだけで、強制もしていません。

なので、受け取った人は冷静にその提案を受け止めて、考えることができ、

ベストと思われる方法を選択することができます。

話す言葉と違って、文書はきつい表現として受け止められやすいんです。

なので、言葉も慎重に選ぶ必要があります。

あなたが、否定するつもりがなかったとしても、文書はその人を自然に傷つける可能性がありますからね。

なので、言葉を慎重に選びましょう。


特に、あなたが上司の立場なら、部下の作成した資料をチェックすることも多いでしょう。

コメントをするとき、部下の気持ちも考えてくださいね。

あなたが思っている以上に、部下 は一生懸命頑張って作成したのかもしれません。

そんな努力を、一言、「全然ダメやな」で壊さないでくださいね。

部下を成長させることが目的なら、自ずと取るべき対応は、

あなたなら、わかりますよね。

-コーチング

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

上司が絶対に使ってはいけない口癖とは

上司であるあなたは部下に対して、こんなことよく言っていませんか? 「××さんは、いつも同じ間違いばかりして、全然改善しないなー!!」とか、 「××さんは、いつも同じことばかり言われて、ほんと、大丈夫? …

クライアントの立場に立って、同情しましょう

クライアントから、クレームのメールが届いたときのこと。 文面からして、相当、怒っている様子です。 ただ、こちらに非があるとは思えないので、反論しようかと思いました。 でも、やっぱりそんな対応はやめまし …

部下への指導を上手くやる3つのポイント

社内でこんな光景をよく見かけます。 上司が部下を一方的に叱りつけて、部下が何かその理由を説明しようとすると、 「言い訳はもういい」と切り捨てたりしています。 で、部下は不貞腐れてしまい、その後、同僚に …

部下との人間関係で失敗してしまうきっかけとは

先日、こんな失敗をしてしまいました。 私が部下に依頼した仕事があったのですが、その出来栄えを褒めることは全くせず、指摘だけしちゃいました。 その結果、どうなったかというと。 「自信がなくなりました。力 …

部下が何を考えて仕事しているかわからないことの危険性

あなたは、 「部下が毎日、何を考えて仕事しているのかわからない」 ってこと、感じたことありますか? もし、そうであれば、危険信号が点滅しています。 なぜなら、 あなたは部下から、信頼されていない可能性 …