あなたの部下が仕事で失敗したとき、上司であるあなたはどんな振る舞いをしますか?
ストレートに怒ったり、
注意程度に留めたり、
ひどい場合には、仕事を与えないなんてことありますよね。
いずれも、その状況によっては適切な対応になると思います。
でも、よっぽどの失敗じゃない限り、私はこんな対応をします。
この方法、すごく効果があるんですよね。
それは、
「上司である自分の非を見つけて、自分の責任とすること」
です。
おそらく、多くの場合、間接的にも上司であるあなたにも非があると思います。
例えば、部下にきちんとやり方を教えていなかったり、
部下の仕事の状況をチェックしていなかったり、
部下をフォローすることなく、任せっきりにしていたり。
なんとでも、上司であるあなたの責任にすることができます。
そして、部下の前で、上司である自分の責任であることを話すんです。
ここで部下の立場に立って考えてみてください。
おそらく、「厳しく怒られるんだろうなー」って気持ちでいたところに、
怒られるどころか、上司が責任を感じている反応をされてしまうと、どう思いますか?
「怒られなくて、ラッキー」ではなくて、
「自分が一番悪いのに、上司に責任を感じさせてしまって、本当に自分は情けない」って、反省してしまいませんか?
そうなんです。人は誰かに迷惑をかけてしまうことを極度に嫌がるんです。
今回のケースでは、上司迷惑をかけてしまったって気持ちが心に刺さるんですよね。
逆に、部下をストレートに怒ってしまうと、
部下はこんなことを思うでしょう。
「確かに悪いのは自分(部下)だけど、あんた(上司)も責任があるんじゃないの?」
理不尽ですが、これも現実です。人のせいにすることが、多くの人は得意なんですよね。
なので、部下に反省してほしいと思っているのであれば、
まずはあなたが責任を認め、反省することをしましょう。
目的が、部下に反省してもらい、失敗を繰り返してもらわないことであれば、
この方法が効果的です。